2015年04月06日
正統派和食の中にいぶし銀の遊び心♪西中洲で春の宴♪@とき宗
和食好きな友人と西中洲にある割烹 とき宗さんを訪れました。
高級感もあるけれど、お洒落過ぎず、古き良き内装が落ち着きます。
今回は、カウンター席を利用しました。
個室のお座敷(テーブル席も有り)もあって、色々利用できそうです。
中洲・西中洲という場所柄、同伴客もおられます。
サービスは、ご年配の女将さん?お一人でされているようで、
立て込んでいる時は大変そうです。
テーブルに座ると、まず供された3種の先付。
飲み物は、ウイスキーで水割りを作ってもらうことも可能でしたが、
瓶ビールにしました。
鯛の真子の豆腐とタラの芽。
ねっとりして美味し。
タラの芽は天ぷらで食べることが多いですが、こちらは蒸されているので、
特有の風味を単独で感じ、春の息吹を想像させます。
うるいの酢の物。
うるいの精細な味と食感を引き立てた薄い酢加減。
味薄過ぎ?の半歩手前の加減が素晴らしい。
牛乳をおばいけのゼラチン質で固めたもの。
うん、おばいけの風味がします(笑)。
酒の肴的な牛乳かん。
椀物。
グリーンピースのゆるゆる柔らかい豆腐?と海老と春蘭。
早春の彩りを思わせる景色に心華やぎます。
おつゆの感じがこれまた春の湧水を想像させるほど爽やかです。
水っぽいというのではなく、舌を洗ってくれるような清いイメージ。
向付(刺身)。
鯛・大トロ・イカです。
フレッシュさを活かした寝かせ具合がとても良かったです。
次に八寸が来るので、そろそろ日本酒注入の準備。
純米か大吟醸か尋ねられたので、純米を選択。
ご主人が菊姫純米・山廃仕込みを6年寝かせたものをオススメして下さいました。
結果的に、本日の肴にぴったりの上品な中に力強さと旨みが濃い味わいでした。
お猪口のグラスだと、しょっちゅう何度もついでもらわないといけないので申し訳ない。
ということで、日本手酌の会 日本酒部開始!
でも、今日は場所が場所だけにおとなしめ(笑)。
ボトルは常に自分の横が当たり前の焼酎部と、激濃→ストレートのハイボール部のようにはなりません。
今日の日本酒部は、スローペースで自分に差しつ→差しつ→差しつですよ。
海のものと山のものを取り合わせた八寸。
山のもの編。
セリの白和え(真子まぶし)・菜の花・フキ・たけのこ・空豆。
味の含ませ具合が絶妙。
薄味ながら風味を強めに残してあるので、お口の中が春一色になります。
見た目は普通の春野菜の取り合わせですが、やっぱ全然違いますね〜。
何かの真子の豆腐・イイダコ(卵入り)・コノシロの昆布〆の酒盗がけ。
こちらは、お酒に合うように塩分を強めにしてあります。
このメリハリも素晴らしい。
酒盗も私が今まで知ってたオサーンな味とは全然違い、風味が柔らかで上品でした。
この日は、物腰の柔らかいご年配のご主人がお料理の説明をして下さいました。
酔っ払いの素人にはあまりよく分かってなかったのですが、説明をうかがっていると
食材の取り合わせ・調理方法、従来の形に加えて独自のアイディアを取り入れていることなど
時折楽しそうに語っておられました。
こちらも幸せな気分になります。
そして、お酒が進んでいる様子を見て、飛び入り登場したのはコハダです。
コハダの酒盗がけ。
こちらのコハダも塩分強めの仕上げでお酒に合います。
むしろ塩分弱めなのは酒盗で、塩分強めのコハダとあっさりクリーミーな酒盗とのコラボが面白いです。
茶碗蒸し。
再び上品な薄味になり、箸休め的な一品です。
黒いソースに見えるのはモズクでした。
そして、再び動物性蛋白質満載の強肴アフターが登場。
煎餅入りの衣で揚げたホタテ・ウチワエビの唐揚げ・タイ?・鴨
肉魚だらけだと思っていたら、その下にはゼラチン質を含まない野菜のテリーヌの付け合わせ。
ありがちな博多押しとは違います。
糸島産の沢山の種類の野菜を微塵にしてぎゅっと固めたもので、一口咀嚼するだけで、
色んな葉野菜・根野菜の風味が広がる楽しい一品でした。
和食の場合、固めたものは大抵葛などの炭水化物系や魚などのゼラチン質を利用したものが多いのですが、
こういったありそでなさそなシンプルな調理法もいいですね。
高級食材ではありませんが面白さを感じます。
桜の葉の塩漬けを混ぜ込んだ赤米のおにぎりに甘鯛を乗せて、更に桜の葉で包んだ蒸し物。
わらびが添えられて、春満開の味です。
薄味の餡がかけられていますが、主役は赤米。
モチモチ&ツブツブ食感を春のエッセンスで頂きます。
脂が乗った甘鯛のふっくらとした身と一緒に頂くと、特有の雑穀感が中和されて、
それは快楽的な食べものになります。
そして、ご飯ものです。
2口、3口ほどのご飯の上に、博多の春の食材 シロウオと土筆を玉子とじにしたものがのってます。
お酒と強肴でお腹一杯でしたが、この量だったら入る入る♪
こんなに沢山の食材を一度の食事で頂いたのは初めてです。
量は多めですが、高タンパク質の上にかなり野菜も多く、身体にもおいしゅうございました。
コース直後はちょっと苦しかったですが、ご飯の量は数口分だったのでもたれませんでした。
量は多めの会席料理でも、全体的にはヘルシーなものだったのではと思います。
最後にデザートを頂いておしまい。
ひとくちシャーベットに、穫・販売期間がとても短い(数週間?)日向夏のゼリーが添えられてました。
ごちそうさまでした♪
料亭 懐石 とき宗
ジャンル:懐石料理
アクセス:福岡市営空港線中洲川端駅1番口 徒歩4分
住所:〒810-0002 福岡県福岡市中央区西中洲5-28 西中洲Mビル1F(地図)
周辺のお店:ぐるなび 西中洲・春吉×懐石料理
情報掲載日:2015年3月12日
食べログ【博多女のB級グルメ節。】
正統派和食の中にいぶし銀の遊び心♪西中洲で春の宴♪@とき宗
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高級感もあるけれど、お洒落過ぎず、古き良き内装が落ち着きます。
今回は、カウンター席を利用しました。
個室のお座敷(テーブル席も有り)もあって、色々利用できそうです。
中洲・西中洲という場所柄、同伴客もおられます。
サービスは、ご年配の女将さん?お一人でされているようで、
立て込んでいる時は大変そうです。
テーブルに座ると、まず供された3種の先付。
飲み物は、ウイスキーで水割りを作ってもらうことも可能でしたが、
瓶ビールにしました。
鯛の真子の豆腐とタラの芽。
ねっとりして美味し。
タラの芽は天ぷらで食べることが多いですが、こちらは蒸されているので、
特有の風味を単独で感じ、春の息吹を想像させます。
うるいの酢の物。
うるいの精細な味と食感を引き立てた薄い酢加減。
味薄過ぎ?の半歩手前の加減が素晴らしい。
牛乳をおばいけのゼラチン質で固めたもの。
うん、おばいけの風味がします(笑)。
酒の肴的な牛乳かん。
椀物。
グリーンピースのゆるゆる柔らかい豆腐?と海老と春蘭。
早春の彩りを思わせる景色に心華やぎます。
おつゆの感じがこれまた春の湧水を想像させるほど爽やかです。
水っぽいというのではなく、舌を洗ってくれるような清いイメージ。
向付(刺身)。
鯛・大トロ・イカです。
フレッシュさを活かした寝かせ具合がとても良かったです。
次に八寸が来るので、そろそろ日本酒注入の準備。
純米か大吟醸か尋ねられたので、純米を選択。
ご主人が菊姫純米・山廃仕込みを6年寝かせたものをオススメして下さいました。
結果的に、本日の肴にぴったりの上品な中に力強さと旨みが濃い味わいでした。
お猪口のグラスだと、しょっちゅう何度もついでもらわないといけないので申し訳ない。
ということで、日本手酌の会 日本酒部開始!
でも、今日は場所が場所だけにおとなしめ(笑)。
ボトルは常に自分の横が当たり前の焼酎部と、激濃→ストレートのハイボール部のようにはなりません。
今日の日本酒部は、スローペースで自分に差しつ→差しつ→差しつですよ。
海のものと山のものを取り合わせた八寸。
山のもの編。
セリの白和え(真子まぶし)・菜の花・フキ・たけのこ・空豆。
味の含ませ具合が絶妙。
薄味ながら風味を強めに残してあるので、お口の中が春一色になります。
見た目は普通の春野菜の取り合わせですが、やっぱ全然違いますね〜。
何かの真子の豆腐・イイダコ(卵入り)・コノシロの昆布〆の酒盗がけ。
こちらは、お酒に合うように塩分を強めにしてあります。
このメリハリも素晴らしい。
酒盗も私が今まで知ってたオサーンな味とは全然違い、風味が柔らかで上品でした。
この日は、物腰の柔らかいご年配のご主人がお料理の説明をして下さいました。
酔っ払いの素人にはあまりよく分かってなかったのですが、説明をうかがっていると
食材の取り合わせ・調理方法、従来の形に加えて独自のアイディアを取り入れていることなど
時折楽しそうに語っておられました。
こちらも幸せな気分になります。
そして、お酒が進んでいる様子を見て、飛び入り登場したのはコハダです。
コハダの酒盗がけ。
こちらのコハダも塩分強めの仕上げでお酒に合います。
むしろ塩分弱めなのは酒盗で、塩分強めのコハダとあっさりクリーミーな酒盗とのコラボが面白いです。
茶碗蒸し。
再び上品な薄味になり、箸休め的な一品です。
黒いソースに見えるのはモズクでした。
そして、再び動物性蛋白質満載の強肴アフターが登場。
煎餅入りの衣で揚げたホタテ・ウチワエビの唐揚げ・タイ?・鴨
肉魚だらけだと思っていたら、その下にはゼラチン質を含まない野菜のテリーヌの付け合わせ。
ありがちな博多押しとは違います。
糸島産の沢山の種類の野菜を微塵にしてぎゅっと固めたもので、一口咀嚼するだけで、
色んな葉野菜・根野菜の風味が広がる楽しい一品でした。
和食の場合、固めたものは大抵葛などの炭水化物系や魚などのゼラチン質を利用したものが多いのですが、
こういったありそでなさそなシンプルな調理法もいいですね。
高級食材ではありませんが面白さを感じます。
桜の葉の塩漬けを混ぜ込んだ赤米のおにぎりに甘鯛を乗せて、更に桜の葉で包んだ蒸し物。
わらびが添えられて、春満開の味です。
薄味の餡がかけられていますが、主役は赤米。
モチモチ&ツブツブ食感を春のエッセンスで頂きます。
脂が乗った甘鯛のふっくらとした身と一緒に頂くと、特有の雑穀感が中和されて、
それは快楽的な食べものになります。
そして、ご飯ものです。
2口、3口ほどのご飯の上に、博多の春の食材 シロウオと土筆を玉子とじにしたものがのってます。
お酒と強肴でお腹一杯でしたが、この量だったら入る入る♪
こんなに沢山の食材を一度の食事で頂いたのは初めてです。
量は多めですが、高タンパク質の上にかなり野菜も多く、身体にもおいしゅうございました。
コース直後はちょっと苦しかったですが、ご飯の量は数口分だったのでもたれませんでした。
量は多めの会席料理でも、全体的にはヘルシーなものだったのではと思います。
最後にデザートを頂いておしまい。
ひとくちシャーベットに、穫・販売期間がとても短い(数週間?)日向夏のゼリーが添えられてました。
ごちそうさまでした♪
料亭 懐石 とき宗
ジャンル:懐石料理
アクセス:福岡市営空港線中洲川端駅1番口 徒歩4分
住所:〒810-0002 福岡県福岡市中央区西中洲5-28 西中洲Mビル1F(地図)
周辺のお店:ぐるなび 西中洲・春吉×懐石料理
情報掲載日:2015年3月12日
食べログ【博多女のB級グルメ節。】
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とき宗 (懐石・会席料理 / 中洲川端駅、天神南駅、西鉄福岡駅(天神))
夜総合点★★★★☆ 4.0
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│日本料理・和食。